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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

各労組大会 成功裡にかちとられる (999号7面)

 宮城県地域連合労働組合再建第8回定期大会〈11月27日〉

 宮城県地域連合労働組合は11月27日、仙台市荒町市民センターにおいて、、被災した労働者人民を犠牲にした「復興」を許さない、また、パート、派遣、「非正規雇用」労働者の生活と権利を守るための闘いと組織化に向けた方針を確立すべく、再建第8回定期大会を開催した。

 3月11日に発生した東北・関東大震災は、宮城県だけでも死者・行方不明合わせて約1万2000人、生活基盤を根こそぎ破壊された被災者が12万人以上という甚大な被害をもたらした。大震災から8ヵ月以上が経過した今日でも、被災地の労働者・農民・漁民の今後の「生活再建」は、今もって全く見通しが立たない状況だ。「震災解雇」や職場の流失による失業も増大し、宮城県のハローワークに届けがあっただけでも4万件以上といわれている。福島第一原発事故も『収束』するどころか、原発から漏れた高レベルの放射能による汚染は広範囲に渡っており、福島県はもとより各地の労働者・農民・漁民の命と生活を脅かしている。政府と県は被災地を「復興特区」として、ゼネコンをはじめとする資本の利益を最優先にし、被災地の労働者・農民・漁民を切り捨てる「復興」政策を進めようとしているが、このような政府や県に、「復興」をゆだねるわけにはいかないのだ。

 大会は組合執行部の開催宣言から開始された。大会には県内の闘う諸人士および3・11東北・関東大震災の被災地で宮地連と被災者支援を共に闘った各労働組合から連帯メッセージが寄せられており、大会議事はそのメッセージ紹介から始まる。

 日本キリスト教改革派亘理教会・牧師の林茂雄氏から「3・11東北・関東大震災で多くの労働者・市民が仕事や生活を奪われており、貴組合のような被災地支援活動と労働者の生活と権利を守る活動に取り組んでいる労働組合が本当に必要とされています。共に被災地支援を継続していきましょう」。宮城県内の教育労働者からは「3・11の大震災で、たくさんの人が傷つきました。学校現場は、過重な労働環境の中、精神疾患で休んだり現場を去ったりする仲間が増えています。私は、教育労働者として、人民の1人として、子どもたちに恥じない生き方をしていきます。共に、闘いましょう」というメッセージが寄せられた。東京都地域連合労働組合、神奈川県地域連合労働組合、東京・山谷日雇労働組合の連帯メッセージも紹介され、全体で確認していく。

 大会議案が提起される。
 「宮城県地域連合労働組合は、『被災地の労働組合』として3・11東北・関東大震災の被災地支援活動に取り組んできた。4月17日の宮城県亘理小学校避難所での炊き出しから始まり、東京・山谷日雇労働組合、東京都地域連合労働組合、神奈川県地域連合労働組合、九州・沖縄など全国各地から駆けつけた労働者や学生の支援・協力の下、11月20日まで亘理町、山元町や仙台市の避難所、仮設住宅で18回に渡る炊き出しや瓦礫撤去などの支援、7月18月19月と連続した労働相談を仙台市内で行なってきた」「労働者を組織化できていないことを捉えかえし、ねばり強く被災者支援と労働相談を継続し、団結を築きあげていく必要があること、地域のパートや『非正規』などの未組織労働者の組織化をかちとること、更に反戦・反核などの闘いへの取り組みを強めること、このことを通じて宮城県地域連合労働組合の闘いと組織を拡大していく」。

 議案をめぐる質疑・討論が行なわれた後、財政報告と今後の組合活動を担う新役員の選出が行なわれ、議案とともに一括して採択された。

 宮城県地域連合労働組合は、労働者の生活と権利を守る組合として、とりわけ宮城県内の被災地支援活動と労働相談などを軸としながら、県内の未組織労働者の組織化と団結に向けて奮闘する。

東京都地域連合労働組合第10回定期大会〈11月20日〉

 11月20日、午後7時から江東区亀戸文化センターにおいて、東京都地域連合労働組合第10回定期大会が開催された。

 まず初めに、組合員出席を確認後、次に労組委員長から開会宣言がなされる。議長が選出され、同志、高橋かおりを追悼する文が読み上げられた。

 大会に寄せられたメッセージが紹介される。宮城県地域連合労働組合と反安保労研東京センターからのメッセージだ。

 大会に駆けつけた各団体からの連帯あいさつがなされる。東京・山谷日雇労働組合と神奈川県地域連合労働組合の連帯あいさつに圧倒的な拍手が応える。

 つぎに議案提起だ。「この1年間、亀戸、北千住情宣活動を通して、『非正規雇用』労働者の組織化―未組織労働者の組織化に取り組んできた。私たちの活動はまだまだ不十分であったが、組合員の拡大を勝ちとり、活動を強化しなければならない。職場や地域から組織化をめざしていく。闘う労働組合との連帯を図り、争議支援、連帯を深め、労働運動の革命的前進をかち取っていく。労働者人民がどう、団結して闘っていくのか、いかに未組織労働者を組織していくのかが、今なお問われている。『日雇い派遣』など『非正規雇用』労働者をはじめとした新たな決起と連帯する」「今国会に提出された『労働者派遣法改正案』は、『製造業派遣』、『登録型派遣』の原則禁止の規定を削除している。労働者使い捨てを許してはならない。『労働者派遣法』撤廃、直接雇用、無期限雇用をかちとる闘いに起ちあがっている『非正規雇用』労働者の闘いと連帯する」「山谷―寄せ場労働運動に連帯する闘いを取り組んでいく」「『日の丸』『君が代』の強制・不当処分を許さず、教育労働者の闘いと連帯し、教育労働者の現場決起を孤立させることなく、『再発防止研修』への抗議・該当者への激励行動に参加した。新たな処分攻撃を許さず、改憲攻撃と対決する教育労働者と連帯する。全国に波及する『愛国心』教育と対決しよう」「戦時下において、強まる差別主義・排外主義を許さず闘ってきた。狭山闘争をめぐっては『3者協議』が行なわれて2年になるが、未だに事実調べを行なおうとしない。いつ『三者協議』が反故にされ第3次再審が棄却されてもおかしくない状況だ。決して油断してはならない。差別糾弾で闘おう。戦時『障害者』差別―抹殺政策と対決し、全国の『障害者』と共に闘い、介護闘争を闘おう」「裁判員制度は、国家権力の行使に義務として強制的に動員するものだ。改憲攻撃と一体となってかけてくる裁判員制度を粉砕しよう」「闘う全世界労働者人民と連帯し、フィリピントヨタをはじめ外国人労働者の闘いを支援し連帯を深め国際連帯を促進していこう。在日朝鮮労働者人民や外国人労働者の闘いを支援しよう」「パナソニック、ヤンマー争議や日本基礎技術争議などの解決に向けた、支援と連帯を深め、『派遣労働者』をはじめとした全国の闘う労働者と共に闘おう」「反共ファシストやあらゆる労働組合破壊攻撃から組合を守りぬこう」。

 質疑・応答のあと議案採決に入り、満場一致で採択された。つづいて新執行部の人事案提起がなされ、満場一致で採択される。会計報告がなされ、拍手で確認される。全ての議事が終了し、議長が解任され新執行部からの決意表明がなされる。「被災労働者のことなぞ顧みず『原発』を推進する資本家やブルジョアジーを許さず『非正規雇用』労働者の闘いと連帯し被災者支援を継続していく。今後、『非正規雇用』労働者はさらに増加していくだろう、私たちの闘いは益々、重要になってきている。新たに組合員を獲得した。本日、この大会に参加している。さらに組合活動を強化していく。労働者の団結を打ち固め、革命的労働運動の前進のために闘いぬく」。最後に団結ガンバローで第10回定期大会が締めくくられた。

神奈川県地域連合労働組合第10回定期大会〈11月27日〉

 神奈川県地域連合労働組合は11月27日、「てくのかわさき」において第10回定期大会を開催し、大成功を勝ちとった。

 午後6時30分、執行部の開会宣言から大会が開始された。議長選出の後、議長より本大会に寄せられた連帯メッセージが代読される。宮城県地域連合労働組合、中四国地域連合労働組合、反安保労研全国センターからの連帯メッセージだ。連帯メッセージを全体の拍手で確認していった。続いて会場にかけつけた各団体から連帯あいさつを受けていく。東京・山谷日雇労働組合と東京都地域連合労働組合の連帯あいさつだ。各団体からの連帯あいさつが全員の拍手で確認された。

 執行部から議案の提起がなされる。「未組織労働者の組織化に向けた取り組みとして、駅頭情宣を基軸に個別分断されている未組織労働者に組合への呼びかけを強化するとともに、『非正規雇用』労働者の働く権利と生活を勝ちとる闘いを推し進め『労働者派遣法』撤廃に向けた闘いの必要性を訴えていく」「分会結成を目指し、労働相談―争議を担いうる力量を全員が身につける」「闘う労働者、労働組合との連帯として、一つに東北・関東大震災による被災地で闘う宮城県地域連合労働組合の呼びかけに応え、被災労働者支援を拡大していく」「山谷―寄せ場労働運動に連帯し、山谷―寄せ場労働運動の前進に向け奮闘していく」「『東京総行動』の闘いを継続し、とりわけパナソニックPDP、ヤンマー、日本基礎技術の解雇撤回を掲げ闘う労働者との連帯・団結をより強固にしながら共に闘っていく」「『日の丸』『君が代』の強制と処分に対決して闘う教育労働者と連帯し闘っていく」「フィリピントヨタ労組の闘い、韓国労働者の闘いに国際連帯の闘いをもって応えていく」「労働法制改悪―労働者の諸権利剥奪を許さない闘いとして、『労働者派遣法改正案』の強行を許さず、撤廃を掲げ闘っていく。『公務員制度改革』『国家公務員給与削減法』案の制定阻止、『有期雇用』労働者の『雇い止め』と『争議つぶし』を狙った法制化を許さず闘っていく」「政府の戦争政策を許さず、反戦の闘いを、組合運動の基軸に据えて、粘り強く推進していく。基地解体に向け地域で闘う住民との連帯を切り拓いていく。闘う被差別大衆、被抑圧人民と連帯した取り組みを強化していく」。

 質疑応答のやり取りのあと、満場一致で議案が採択された。人事案、会計報告なども組合員全員の賛成によって採択された。

 最後に新執行部からあいさつが行なわれる。「東北・関東大震災によって多くの労働者が犠牲となり今なお苦しい生活を強制されている。被災労働者支援をさらに押し進めながら、『復興特需』に群がる資本を許さない闘いを拡大し、1人でも多くの労働者に被災地支援を呼びかけ、その中から組織化をかちとっていく」「『労働者派遣法』の改悪が強行されようとしている。企業の都合のいいように労働者を使い捨てる『労働者派遣法』は撤廃以外ない。同じように『撤廃』を掲げ闘う『非正規雇用』労働者の解雇撤回闘争とさらに結びついて闘う。闘いを希求する未組織労働者の組織化に全力で取りくみ、労働者の怒りを呼び起こし、全ての労働法制改悪攻撃を打ち返していく。そして今なお『泣き寝入り』を強いられている労働者に、ともに闘いへ起ち上がっていくことを呼びかけ、闘いの大きなうねりを作り上げていく。野田連合政府の戦争政策を突き崩す反戦の闘いを巻き起こしていく。闘う労働組合として革命的労働運動の前進を勝ちとっていこう」と決意が明らかにされた。大きな拍手の後、参加者全員の団結ガンバローで定期大会が締めくくられた。

 帝国主義労働運動・「連合」は、政府、企業の意を受け、労働者の生活破壊・権利剥奪の限りを尽くしている。既成の労働組合が一人の労働者の命も守れなくなっている今日、地域連合労働組合の位置はますます重要になっている。世界大恐慌爆発情勢下の大失業時代の中で、世界で労働者の闘いが開始されている。日帝足下において労働者の闘う団結を早急に地域に形成し、労働組合運動の前進を切りひらこう。朝鮮反革命戦争が煮つまる中で、戦争突撃を許さず、資本・権力に対して原則的に闘う革命的労働運動の前進を、排外主義勢力の敵対を打ち返しかちとろう。

中四国地域連合労働組合結成大会〈11月20日〉

 11月20日、午後4時すぎ広島市西区区民センターにおいて、中四国地域連合労働組合の結成がかちとられ、革命的労働組合運動の一大奔流を中四国からも形成するために闘いぬくことが高らかに宣言された。労働組合の組織率が年々低下する中で、中四国の未組織労働者を組織化するために奮闘し、失業者や生活保護受給者をも含む労働組合として奮闘するために結成されたのだ。

 結成大会は議長選出後、宮城県地域連合労組、東京都地域連合労組、神奈川県地域連合労組からの連帯アピールが紹介され、反安保労研全国センターの連帯あいさつをうける。
 続いて議案提起に移る。はじめに結成アピールが提起される。

 「資本は『人件費抑制』『雇用調整』のためにすさまじい『派遣切り』をおこない、震災を口実に『震災解雇』が乱発され、失業の嵐が吹き荒れている。一方で、労働組合加入率は20パーセントを割っている。未組織労働者の組織化を急がなければならない」「『連合』や全労連が資本主義経済の防衛勢力へと純化する中で、資本への怒りを突き出し、『正規』―『非正規』の分断を突破した階級的労働運動が求められている。地域における闘う合同労組の存在意義が高まっている。労働者の生活と権利を守るために起ち上がった一人の反乱を地域共同で闘いぬく運動が求められている。こうした要請に応えるべく闘いぬく」。

 次に、総括・情勢・方針に分けて議案が提起され、最後に組合規約が提起された。
 「本組合の目的は、労働者の生活と権利を守るために闘い、そしてまた、組合内外の労働者とともに労働者階級の経済的解放という偉大な利益のために―したがってまた共産主義の実現のために闘うことである。この目的を実現するために、^貎佑亮鸚擇蠅盖さず一切の差別給に反対し生活給にねざした、賃上げ、時短、労働条件の改善をはかる。労働基本権の確立と維持・向上をはかる。必要とあればストライキ、実力闘争で闘う。中四国の広範な未組織労働者の組織化をめざして闘い、本工・臨時工・パート・日雇「現役」―「予備役」、すべての労働者の分断を突破して闘う。Fう労働者(組合)、とりわけ争議組合との連帯活動を強化する。と鑞洌機θ鏈絞迷臀或楊韻箸料換馘、地区的共同・連帯を取り組む。ス餡函ζ叛蟷駛椶砲茲詛戚院漁民に対する収奪に反対し、闘う農民、漁民と連帯する。α汗こΔ力働者の国際連帯活動を促進し、とりわけ在日アジア人労働者に対する無権利と強搾取に対して反対して闘う。Я汗こο働者を国際的、国家的に分断・対立させ、諸国民を抑圧し虐殺する戦争に反対する。┿拉朿級の国家・政府と、そしてファッショ的諸攻撃に対決し、労働者人民の政府を目指して闘う。国家権力、右翼ファシストなどの暴力的な組合・争議の破壊攻撃に対決し、自衛する」という活動目的を鮮明にした組合規約が提起された。

 各議案に対する活発な討論が真剣に行なわれた後、人事案提起を受け、すべての議案が満場一致で可決された。

 最後に新執行部から「他都県の仲間たちに遅れてようやく結成に至った。大恐慌情勢下、労働者は闘う労働運動を求めておりまったなしの状況だ。地域連合労組は一人でも入ることができる、共に考え行動しようと広く呼びかけていく。労働者の力になるためにどこへでも出向いて闘う。差別と闘う団結を形成する。革命的な労働運動の創生にむけて他都県の地域連合労組の仲間たちとともに、ここに結集した一人一人が創意工夫を凝らして闘いぬく。プロレタリア解放―全人民解放の大道をともに進もう」との決意表明が行なわれ、拍手で確認された後、団結ガンバローで結成大会の圧倒的な成功が確認された。

東京・山谷日雇労働組合第13回定期大会〈11月27日〉

連帯メッセージと連帯あいさつ
 東京・山谷日雇労働組合は、11月27日、正午から、東京都人権プラザにおいて第13回定期大会を開催した。

 大会は、司会の仲間のあいさつで始まった。大会の成功にむけ、全体でシュプレヒコールをあげ、次に大会の議事を進行する議長が選出された。議長に立候補した仲間が挙手をして、「議長に立候補します」と元気よく立ち上がると、全体の拍手で彼を承認した。
 議長の進行で、議事が進められた。

 全国で闘う日雇い・野宿の仲間、労働組合、学生からの連帯メッセージが紹介され、大会にかけつけた仲間からの連帯あいさつをうける。福岡・築港日雇労働組合、沖縄・首里日雇労働組合、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」、東京都地域連合労働組合、宮城県地域連合労働組合、吉岡氏、稲森氏、本田氏、明治大学学生会中央執行委員会・学苑会中央執行委員会、反安保労研東京センターからの連帯メッセージが紹介される。パナソニックPDP争議当該の吉岡力氏からは「パナソニックPDP偽装請負事件争議の闘いの意義を理解し、この闘いに支援・協力して下さっている山谷日雇労働組合の皆様の期待を裏切らぬよう、これからも粘り強く闘っていく覚悟ですので、今後ともよろしくお願いいたします」。ヤンマー争議当該の稲森秀司氏からは「東京の山谷地区の労働者が置かれている環境と私たちの活動する滋賀県での全ての非正規労働者が置かれている、環境は非常によく似かよっています。私たちは、皆さまと同じように全ての労働者が人として当たり前の権利が行使できる労働者の、社会実現の為に今後も共闘・相互支援で取り組みたいと思いますのでよろしくお願いいたします」。日本基礎技術見習い期間中解雇争議当該の本田福蔵氏からは「先日、私は韓国の『希望のバス』という、運動に参加してきました。国内では非正規に守られるべき権利はないとする判決が下され厳しい状況ですが、その様な現況でもあらゆる枠を超えたの連帯が展望を開くことを先の『希望のバス』が示してくれました。共に闘いましょう」。大会にかけつけた佐久間忠夫氏は、国鉄の職場での闘いのエピソードを紹介し、大震災と原発事故への怒りを新たにして「日本は六六年前の大政翼賛会と何ひとつ変わっていない。命を大切にするひとつひとつの闘いと課題を大切にして私も八〇歳になったが、労働運動をこれからも続けていきたい。みなさんとともに一日一日大切に生き、みなさんとともに闘っていきたい」。神奈川県地域連合労働組合の仲間は「「公務員労働者の給与削減がねらわれている。この攻撃を許せば、民間の賃下げにも波及していく。絶対に許してはならない。また被災地では仮設住宅で冬をむかえる被災労働者人民を支援していく運動が必要だ。労働者の命を守る闘いを大きくしていかなければならない。寄せ場、山谷のみなさんとともに闘っていきたい」。
東京・山日労執行部が総括提起
 東京・山日労執行部が、議案書を読み上げ、議案の提起をおこなう。
 最初は総括だ。「日常的な朝の机だし―労働相談活動で城北労働・福祉センターや玉姫職安による仕事紹介からの締め出しを許さず山谷労働者の就労の権利を守ってきた」「春闘期には山谷の求人業者・手配師に賃上げや労働条件改善を要求する『春闘要求書』を出して回答を迫ってきた。また全国寄せ場交流会として3月28日、対厚生労働省団交、対日本経団連・日建連追及―弾劾行動を闘った」「東京都産業労働局に対して『仕事よこせ』の交渉をもち、『緊急雇用創出事業』による日払いの仕事を実現させた」「毎週土曜日の山谷地区、浅草―浅草橋地区での人民パトロールに取り組み、野宿労働者への排除・追い出しを許さない闘いを進めてきた」「1月15日、『佐藤さん虐殺26ヵ年、山岡さん虐殺25ヵ年弾劾! 金町一家解体!日雇い労働者全国総決起集会』を打ちぬき、毎週金曜日の対金町朝行動に取り組んできた」「宮城県地域連合労働組合のなかまの呼びかけに応え、被災地に出かけていって炊き出しなどの支援の活動を続けてきた。のべ五〇人を超えるなかまが宮城県を訪れ支援の活動に参加している」「首切り・リストラ攻撃と対決する闘う『非正規雇用』労働者や『日の丸』『君が代』の強制―処分攻撃と対決して闘う教育労働者と連帯する闘いに取り組んできた」「狭山闘争、宇都宮病院糾弾闘争、日朝連帯集会などに起ち上がり、6・12安保粉砕・政府打倒全国統一行動、10・22- 10・23反帝―国際連帯全国統一行動を明大学生会中執・学苑会中執とともに呼びかけ、反戦闘争、戦争遂行の政府をうちたおす闘いに決起してきた」。
東京・山日労執行部の方針提起と新執行体制の確立
 情勢に続いて方針が提起される。「寄せ場労働者切り捨てを許さず、机出し―労働相談を起点に反撃をしていこう」「賃下げ、アブレの押し付けを許さず、2012年寄せ場春闘を闘おう」「野宿労働者への排撃や襲撃に対しては仲間による団結で防衛―反撃し、野宿の原因となっている失業をなくすため『仕事よこせ』の闘いと結合して闘っていこう。2011-2012年山谷越年・越冬闘争に突入しよう」「首切り・リストラと対決する労働者、『非正規雇用』労働者の闘いと連帯し、『労働者派遣法』の撤廃を目指そう」「部落差別、『障害者』差別、民族差別を許さない闘いを前進させていこう」「佐藤さん、山岡さん虐殺に対する天皇主義右翼ファシスト・金町一家への報復―解体戦をやりとげよう。特に毎週金曜日の朝行動を強化し、反天皇闘争の拠点として、山谷―寄せ場を打ち固めていこう」「東北・関東大震災の被災労働者人民への支援活動をこれからも継続・強化していこう」「大増税と戦争遂行の野田政府をおれたち労働者人民の実力決起でうちたおそう」。

 大会参加者からの質疑応答に入る。参加した仲間からは城北労働・福祉センターの対応に関しての不満や怒りが爆発した。常用就職希望者と日雇い労働者を分断・差別して常用希望者を優遇して日雇い労働者への切り捨てを進めようとするセンターの姿勢が強まっている。山谷労働者の団結を強化して、12月のセンター交渉の場で追及していこうと行動が提起された。

 執行部から続いて会計報告、執行部新人事が提案され、議案も含めての一括採択がなされる。大会参加者の全員の賛成でこれらの執行部提案は承認された。

 選出された新執行部が「『反戦・仕事よこせ』の闘いを軸に今後1年間を山谷の仲間の先頭に立って闘いぬく。東京・山日労をいっそう強化していこう」と決意を明らかにした。山谷・玉姫公園での2011-2012年越年・越冬闘争をはじめとした当面の行動方針が提起され、最後に副委員長に就任した仲間が音頭をとって、参加者全員の力強いガンバロー三唱で定期大会をしめくくった。

 野田政府は「緊急雇用対策事業」を今年度で打ち切り、大増税と生活保護制度の改悪など社会保障の切り捨てを進め、日雇い労働者に対するアブレ、野垂れ死に攻撃を強めようとしている。こんな政府は打倒していかなければならない。東京・山日労は定期大会の成功を武器に、山谷の日雇い・野宿労働者の団結をいっそう打ち固め、「一人の野たれ死にも許すな」「生きてやり返そう」の山谷越年・越冬闘争へと突き進んでいく決意だ。

福岡・築港日雇労働組合第一三回定期大会〈一一月二七日〉

連帯のあいさつとメッセージの紹介
 11月27日、会場である築港近くの公民館には、午前10時の開場前から組合員たちが集まっている。約50人の仲間たちの結集で、講堂は埋められた。

 10時半、開会が宣言され、全体のシュプレヒコールで組合大会が開始される。「組合大会の成功をかちとるぞ」「闘って仕事をかちとるぞ」「野垂れ死に攻撃粉砕」「福日労は闘うぞ」という仲間たちの元気な声が、会場全体に響き渡る。

 まず、九州大学・社会科学研究部の学生から、連帯のあいさつを受ける。「就職難の今、学生は生存競争を勝ち進むのではなく、日雇い・野宿の労働者の『仕事よこせ』の闘い、労働者の手で仲間の命を守るための活動にともに取り組むことを通じて、手を取り合い、労働者を搾取する資本に立ち向かう生き方を発見することができると思う。福日労の取り組みへの一人でも多くの学生の参加を呼びかけ、ともに来年の反戦・仕事よこせの闘いに向かっていきたい」という発言に、惜しみのない拍手が送られた。

 続いて、寄せられたメッセージが代読される。
 東京・山谷日雇労働組合、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」、沖縄・首里日雇労働組合からのメッセージだ。大分刑務所在監の木村さんからもメッセージが届く。「2012年には、私も福日労の取り組みに参加できる。何分にもよろしくお願いします」と出獄に向けた決意が述べられ、続いて「福日労のルーツは、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎の労働運動にあると想う。船本洲治さんは1968年、山谷の労働運動に入り、さらに釜ヶ崎で『暴力手配師追放釜ヶ崎共闘会議』を結成し、猛烈に手配師や土建会社を糾弾した。彼の闘いと遺志は、現代の全国寄せ場労働運動に通ずるものがあると思う。大会の成功と勝利を祈ります」というメッセージが届けられた。すべてのメッセージに、熱い拍手が送られた。
執行部が大会の議案を提起
 執行部から議案の提起が行なわれる。
 まずはじめは、「我々をとりまく情勢」だ。「世界大恐慌爆発情勢が煮つまっている」こと、「全世界で資本主義そのものをなくそうという闘いが大きく沸き上がっている」こと、また、「朝鮮反革命戦争の一触即発の危機が続き、自衛隊を九州・沖縄方面に重点配備する動きも加速している」ことが提起され、全国の労働者が置かれた状況が報告された上で、「築港に仕事はなく、寄せ場に立つ労働者の数もわずかばかりだ」ということ、「2009年3月以降、福岡市は3100人余りもの日雇い・野宿の労働者に生活保護を支給しているが、わが組合のアンケート調査では、『生活保護より仕事がほしい』という声が九割余りにものぼっている」こと、「問題解決にならない場当たりの施策を許さず、仕事をかちとる闘いの前進が求められている」ことが提起された。

 「一年間の闘いの総括」では、「仕事よこせの闘い」「労働相談―労働争議」「野垂れ死に攻撃に反撃する闘い」「反戦の闘い」「被災労働者人民支援の闘い」「全国の闘う労働者との連帯」「差別との闘い」「弾圧との闘い」の八項目が提起された。「被災労働者人民支援の闘い」の項目では、「被災地支援のために、震災直後からカンパ活動に取り組んだ。8月下旬からは、現地支援活動として宮城県に行き、被災した家屋の床下の泥出し作業や労働相談活動などをやりぬいた。冬を迎え、被災者は今も厳しい生活を強いられている。これからも支援の取り組みが大切だ」という提起が行なわれた。

 最後の「我々の闘いの方針」では、「資本―業者に対する闘いをやりぬこう」「仕事よこせの闘いを強めよう」「野垂れ死に攻撃を打ち砕こう」「反戦の闘いを前進させよう」「組合つぶしの弾圧と闘おう」「ニセ『福日労』=ゴロツキ組合をぶっつぶそう」「越年・越冬闘争を大成功させよう」という7項目にわたる方針が提起された。「資本―業者に対する闘いをやりぬこう」の項目では、「寄せ場春闘で、業者に賃上げと築港での求人を迫ろう。原発関連の仕事など、ケタオチ業者による賃金・労災・暴力をめぐる相談を掘り起こし、労働争議を武器に闘おう」と提起された。「仕事よこせの闘いを強めよう」の項目では、「福岡労働局、福岡県、福岡市に対して、『公的就労対策事業』の実施を求めて行動を強めていこう」と提起され、「反戦の闘いを前進させよう」の項目では、「とりわけ、ここ九州―福岡における闘いの前進が問われている。築城、日出生台、佐世保での闘いを強めよう」と提起された。また「弾圧と闘おう」の項目では、「木村さんへの定期面会をやりぬき、2012年春、大分刑務所から生きて取り戻そう」と提起された。
闘う新たな執行体制を確立
 会計報告、質疑応答と続いて、新執行部人事案が提起され、議案、会計報告、新執行体制が、採決によって圧倒的に承認された。新執行部を代表して、新たに書記長に選出された仲間が就任あいさつに立つ。「福日労は『反戦』と『仕事よこせ』の闘いをやりぬく。野宿の押しつけをはね返し、一人の野垂れ死にも許さない越年・越冬闘争をやりぬこう」というあいさつに、盛大な拍手が応える。インターナショナルの斉唱とシュプレヒコールに続き、新副委員長の音頭で、「団結ガンバロー」が行なわれ、福日労第一三回定期大会は大成功のうちに幕を閉じた。

 さらに大会終了後に昼食をはさんで、第1回目の越年・越冬闘争実行委員会の会議も開かれた。2011-2012年の越年・越冬闘争の基調と、実行委員会の正式結成が全体で確認された。和気あいあいとした雰囲気のなかにも、これから厳しい冬に向かうという緊張感が漂い、「一人の野垂れ死にも許さない」「失業と厳冬に負けない」という意気込みのもとに、真剣な話し合いが行なわれ、「越年・越冬闘争をやりぬくぞ」という熱いシュプレヒコールで、会議は締めくくられた。

 第13回組合大会の成功、越年・越冬闘争実行委員会の結成を受けて、福岡・築港日雇労働組合は、越年・越冬闘争の勝利、2012年の「反戦・仕事よこせ」の闘いに進撃する決意と体制を打ち固めた。ともに闘おう。